2020.11.6~11.7

設計:菅家太建築設計事務所(菅家太)

施工:木村建設(大工/木村祥悟)

製材:木下林業(木下真利)

構造・規模:木造平屋/延床面積:80㎡/用途:事務所/竣工予定:令和3年11月

 

自分たちの使っている、あるいは作っている、道産材のことを知ろうと、大工の木村さんを中心に有志が集まり、北海道職業能力開発大学校で実大実験を行いました。大工、製材、家具、設計、行政など幅広い分野から参加があり、大工塾OBの大工2名の参加もありました。

試験の種類は長ホゾ込栓の柱脚引抜試験のみ。樹種や乾燥方法の違いによって、強度や壊れ方がどのように違うか見てみようというもの。樹種は土台をカラマツ。柱はカラマツ、エゾマツ、道南スギの3種類。柱の乾燥方法を変え、7種類の試験体を各5体ずつ、総計35体を実施しました。

実際に壊れていく様子を目の当たりにして、皆さんそれぞれに、「作り、壊し、考え、また作る」のサイクルにスイッチが入った様子でした。これから建てられる新しい社屋にもスイッチが入りました。楽しみです。

(菅家)

  • 7種類の柱