中沢順子 vol.2

中沢博行(大工塾6期生)_ナカザワ建築

埼玉県比企郡ときがわ町

中沢博行 昭和52年生まれ 東京都江東区出身

高校卒業後BMW整備士として5年間勤務
のち大工を目指し群馬県川場村・みなかみ町にて7年間修行後
平成24年 独立・ナカザワ建築開業
平成26年 埼玉県ときがわ町にて地元中心に仕事

中沢順子 昭和51年生まれ 埼玉県蕨市出身

 

 

「大工の家族のつぶやき・その2」

前回大工の家族のつぶやきを書かせて頂いたナカザワ建築の中沢順子です。

独立してから、さまざまな大工仕事以外の業務を、誰に聞くルートも特になく進めている中で、一番気になることがあります。

ちょうど、-東京書籍・おかべたかし著・くらべる値段-という本を読みまして、これは常日頃仕事の見積を作成していて「この大工仕事のこの価格は、果たして〇か×か・・・」とモヤモヤしながら、ボランティアでもなく宮大工でもなくの値段を勝手に決めている行為がなかなか手馴れないのです。

「くらべる値段」を建築にあてはめると、坪50万円の家VS坪100万円の家になります。

私は主婦なので、絶対坪50万円押しです。子育てにお金はかかるし老後はわからないしという意見です。でも坪100万円の家である木造建築の仕事をしています、我が夫。

坪100万円の家なんだというと、並の生活している人々にとっては見向きもされない価格です。坪50万円の家は沢山ありますし、沢山の人が建てて幸せに過ごしています。

はあ、私もわかりますが、でもやっぱり坪100万円の家を建てられる弊社に気持ちをうごかして欲しいです。

なんで100万円か、建材メーカーの仕入ではなくきちんと木を見て人の手で仕事をしているからなんです!という叫びはやっぱりむなしい、響かない言葉なのでしょうか。安い高いの要素ではない視点を心に確かに据えない限り、池に投げた小石のごとく響かないのでしょうねー。ふう。

なので、何かとっても素敵なキャッチコピーを生みだして、仕事の打ち合わせなどがスムーズにすすむ良い伝達方法があればいいなと思いますが、日進月歩です。

昨日我が家に遊びに来た、古民家に住んでいる友人がいいました。「木がもう目にチカチカする、マンションに住みたーい。白い壁とか暖かいトイレがいいー。」ホント色んな人がいる世の中です。覚悟してお客様と接しなければ閑古鳥になりますね。

 

 

都幾川材木にて

 

2人で現場。

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